余白の外で

「余白の外で」 は、整えられた世界の中で「ほんの少しだけずれている存在」を描いた楽曲です。

正しさや規格が静かに支配する社会の中で、言葉にならない違和感や孤独を抱えながらも、それでも「ここにいる」と呼吸を続ける――。

この曲は、そんな小さな反抗と存在の証明をテーマにしています。

ミニマルなエレクトロサウンドと、余白を活かした静かなアレンジの中で、感情は大きく叫ぶのではなく、微かな鼓動のように揺れ続けます。

完璧に整えられた未来の中で、

それでも少しだけ“ずれて生きること”。

その小さな違和感こそが、

自分という存在の輪郭なのかもしれません。

Title: 余白の外で



[Intro]

白い粒子が
夜を薄く削る
名前を持たない風が
ページを閉じた



[A]

整列した光の下
ぼくは少しずれている
揃えられた呼吸から
ひと拍だけ外れて

正解の輪郭は
やわらかくて硬い
触れないまま
体温だけが残った



[B]

画面の奥で
増殖する静寂
規格通りの未来が
足元を塗り替える

選ばなかったはずの道が
ぼくを選んでいく
それでもまだ
鼓動は匿名じゃない



[Chorus]

余白の外で
立ち尽くす
言葉にならないまま

崩れそうな
この静けさを
抱えたままでいる



[Interlude]

(微かな残響)



[A2]

透明な街の
影だけが伸びる
守るものもないのに
胸がひび割れる



[B2]

測定された優しさ
調整された孤独
ぼくはまだ
不完全でいたい

均された世界の端で
小さくずれていく
それがきっと
ぼくの証明



[Last Chorus]

余白の外で
息をする
消せない微かな鼓動

正しくなくて
かまわない
それでもここにいる

余白の外で
震えながら
静かに境界を越える



[Outro]

白い粒子が
夜を満たす

誰にも見えない場所で
ほんの少し
反抗した

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